「一歩を踏み出す勇気」はどこから生まれるのか? 悩んでいる方へ

起業や新しい挑戦を考えるとき、最初に出てくるのはやっぱり「不安」。
「もし失敗したら？」「お金は大丈夫？」「できるの？」「家族は？」「子供は？」
頭の中にいろんな声が浮かんできますよね。

私も同じでした。
何かを始めたい気持ちはあるけど、自信も実績もない。
そんな中で最初に挑戦したのが、リスキリング事業を活用してWebエンジニアコースの6ヶ月講座を受講することでした。

こんなサービスあったらいいなといつもメモ帳に書いていたことを実践しようと思い、もともと多少のCSS,HTMLの知識もあったことから需要があり手に職を得られる分野に挑戦をしてみました。「やってみないと何も分からないんだ」、「とりあえず学んでみよう」と決めて、入学したのを覚えています。

その頃、友人が起業した会社でCG制作の副業もスタート。
仕事は定期的ではなく収入は不安定ですが、「小さな一歩でも行動できている」という実感が少しずつ自信に変わっていきました。
不安は消えなかったけれど、「動き続けることで不安を少しづつ不安は抑えられる」と気づいた瞬間でもありました。

多くの人が「自信がついたら始めよう」と考えがちですが、実際は逆だと私は思います。
自信は、行動の結果として生まれるもの。
最初から自信なんて、誰も持っていません。

今現在も私は、スキル不足で、人脈も少なく、今でも「やっぱり自分には無理かも」と思っています。
でも、「完璧じゃなくてもいい。まずやってみよう」と思えたのは、小さな覚悟が芽生えたからです。

特に、大きかった変わったことは、人と会う機会を増やしたこと。
以前の私は、人とあまり関わらず、静かに仕事をしたいタイプでした。
でも、自分の考えを口にして人に伝えることで、決意表明にもなりますし、自分が本当にやりたいことが見えてきたんです。

話すことで頭の中が整理され、人の反応から新しい気づきも得られる。
「会って話すこと」自体が行動の一つであり、人に話す勇気を育ててくれる時間になりました。

ここまでの経験を通じて、「一歩を踏み出す」ための方法を3つ挙げてみたいと思います。

1. 完璧を求めない
   最初から完璧を目指すと、永遠に始められません。私は副業もスキルも不安定な状態から始めましたが、動きながら学び、修正を重ねるうちに少しずつ形になっていきました。最初は“荒削り”でOKです。大切なのは「今、動くこと」。

2. 毎日少しでも積み上げる
この1年間、私はほぼ毎日、勉強や情報リサーチを続けています。
たとえ1日30分でも、積み重ねることで確実に変化が生まれます。
昨日より少しだけ成長していれば、それで十分。

3. 人とのつながりを恐れない
人との出会いは、新しいチャンスの入口だと思います。
以前は人と関わることを避けていましたが、話すことで「自分の考えを形にする力」が育ちました。
挑戦を続ける仲間がいるだけで、前に進むエネルギーが全然違います。

行動してみると、不思議なことに、それまで見えなかった景色が見えてきました。
最初の6ヶ月はスキルを学ぶことで精一杯でしたが、1年経った今、私は「学びを発信し、多くの人と接点を持ちたい」と強く思うようになりました。

知識を得ることは大切ですが、それを外に出して初めて世界が広がる。
Tryspireを立ち上げたのも、「挑戦の過程を共有し、同じように悩む人の背中を少しでも押したい」と思ったからです。